メカダリウスのバトルライン日記

2人用カードゲーム『バトルライン』に関するブログです。

ツイッターで、バトルラインのことを呟いています。 https://twitter.com/BattleLine_Kniz

戦術カードの考察6

●Scout(偵察)
能力:軍勢or戦術カードを、好きな組み合わせで3枚ドローして、手札に加える。その後、手札から2枚のカードを山札の一番上に戻す。戻すカードの順番・種類は、選べます。


 まず書いておきたいのが、この【偵察】以降のカードは個人的に『弱い(使い辛い)カード』と認識していると言うことです。ただし、この『弱いカード』にも使い道が色々あって、その中でも『相手に押し付ける』と言うのが、最有力だと思っています。もちろん、どんなカードにも“旬”があり、それを逃さずに使えば、かなりの味わいを出すものばかりですが。
 この【偵察】カードですが、【霧】や【奪】と違い一撃で戦況を支配するような即効性も破壊力も無いですが、急所で使うとジワジワ効いてきます。その能力は多岐に及んでおり、
(1)手札の整理が行なえる。
(2)自陣に軍勢カードを配置するのを1回パスできる。
(3)相手に不要カードを押し付けることができる。
の3つがあります。
 このなかで(1)は、ドローするカードの中身によって効果の差が大きい為、ハイリスク・ハイリターンな能力と言えます。
 (2)は、必ず発動する能力です。ただし、中盤の膠着状態での1手パスは非常に効果が大きいですが、膠着していない戦況の時には効果が薄いです。
 (3)の能力も効果的に活かすのであれば、むしろ“相手の不要カードを入手してから”、【偵察】カードを使う方が良い気もします。例えば、先ほど上げた『弱カード(例:【盾】)』が手札にある場合は、山札に戻して相手に押し付けてしまえば良いのです。(もちろん、相手に【盾】が渡っても有効に使えないような戦況の時に限ります。)
 また、手札に『強カード(例:【霧】)』も『弱カード』と一緒に持っており、なおかつ、回数制限によって使用することが出来ない場合には、手札を圧迫するだけですから、山札に戻してしまうのがベストです。その時には、『強カード』の上に『弱カード』で蓋をします。(通称:貯金箱)相手が、山札の一番上の『弱カード』をドローしたら、次ターンに『強カード』をドローすれば良いのです。こうすれば、相手との手札の幅に差が出ることはありません。


 前述のとおり、【偵察】カードは山札からドローしたカードによって、効果の差が大きい為、使用するタイミングが非常に難しいカードだと思われます。しかし、使うタイミングを逃してしまい、手札で眠らせてしまうのは、一番勿体無いことだと思います。
 私の場合“初手に戦術カードをドローしてから、その後のゲーム展開を考える”と先日の日記で書きましたが、初手に【偵察】をドローした場合にはさすがに途方に暮れていました。しかし、使い所の難しい【偵察】カードを抱えたまま手札の軍勢カードが7:6の状態でプレイを続けても、良い結果が出るハズもありません。そこで、2手目に【偵察】を使うようにしたのです。


つづく…(ひっぱって、みよう ^^;)