準決勝は、サトーさん vs Miyaoさん と、shaさん vs TOMY.Kさん の組合せ。前大会未経験者同士と経験者同士の準決勝であるため、開催側としては決勝が未経験者 vs 経験者 となる願ってもない展開になりました。
一方、今回、残念ながら決勝に進めなかった方々にも、6試合目をプレイしていただくことに。
また、予選の5試合は試合時間を1試合を30分(ゲームの展開によっては、1試合が30分しかないのはギリギリのライン、むしろ少ない位なのは分かってはいたのですが、予選を5試合するためと大会全体の時間の都合から、予選の試合時間は、そうせざるを得ませんでした)としていたのですが、準決勝からは試合に“より熱がこもるだろう”と1試合を40分と設定しました。
事実、準決勝は大熱戦となった結果、初戦を落としたものの気付いたら決勝進出のshaさん と、かたや『GS柏木に貼ってあった大会告知のポスターを見て参戦した』サトーさん の2人によって、決勝戦が争われることになりました。
また、残念ながら決勝進出がならなかった Miyaoさん と、TOMY.Kさん も、大会前に公表された「3位までの賞品」をめぐって、3位決定戦を戦うことに。
決勝に上がった2人ですが、shaさんは前大会を7戦全勝で優勝した大本命。一方のサトーさん は、プレイ総数がこの大会に出るための練習した10回未満と言う超新星です。もちろん、カードの“引き運”もあったのでしょうが、運を形にするための“何か”がなければ、ここまでは来れないハズです。敢えて不安要素を挙げるとすれば、やはりプレイ総数の少なさからくる経験面と言うところでしょうか…
その決勝戦は、結果からお伝えしますとshaさんが優勝、サトーさんが準優勝となりました。3位決定戦は、TOMY.KさんがMiyaoさんを破り、賞品獲得です。
実は、決勝戦をそんなにジックリ見ていることが出来なかったため、このレポートを書くにあたり サトーさんのご協力いただき「自戦記」を書いていただきました。以下、サトーの自戦記です。
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考えて勝つゲームは好きなので、自分でも終わった直後などは色々と敗因分析思考などするのですが、なにぶんまだ未熟者であり、また日にちも経っていますので、誤っている部分も多々あると思いますが御了承ください・・・。
とりあえず序盤から中盤までは、shaさんともどもそれほど恵まれた札でもなく、微妙な展開で続いたと思います。
そのまま私から見て右から3・4番目の連続フラグをshaさんが、左端2つの連続フラグを私が取る流れになりました。
123456789
ササ○○○SS○○
(うろおぼえ)
ここら辺までの攻防に関しては、後から思い返しても、私としては特に後悔の残る手筋には思い当たりませんでした。
もちろんベテランの方の目などから見れば間違いあるのだと思いますが・・・。
その後、
ササ○○○SS○○
1234567▲9
の位置を巡って激しい攻防が繰り広げられ、確か物凄い数の戦術カードが使われた気がします。
・shaさんが【ダリウス】を置いてストレートフラッシュで優位に。
・私が【ダリウス】を【殺】。
・私が【8】でフラッシュの合計値が高くなり優位に。
・shaさんが【泥】を置いて長期戦に。
・shaさんが【移動】で、これまた激戦区だった
ササ○○○SS○○
12▲456789
の位置から9の同色を持って来てフラッシュの合計値で優位に。
・私がそれを裏切らせ(【奪】)て
ササ○○○SS○○
12▲456789
の位置に移動して、とりあえず問題の箇所「8」では勝利確定。
実際はこの時点では、お互い戦術カードは全て引ききりつつ、
ササ○○サSSサS
になっていたんじゃなかったかと思います(間違っているかも知れません)。
そして、裏切らせたことで
ササ○○サSSサS
12▲456789
の位置で10・10・9でブタになってしまっていた私は、shaさんにフラッシュを完成され、破れたのだったと思います。
shaさんが最後の同色の10を引いた時点で「フラッシュも隣の1のスリーカードもできるよー」と見せてくれたので投了したのですが、最後まで続けた場合、
123▼56789
ササ○○サSSサS
の位置でshaさんが完成させた1のスリーカードに対し私は手札的に4・4の後ブタになるようにしか置けず、
ササSSサSSサS
という最終形になっていたと思います。
なお、shaさんに残りの10を全て引かれてしまったので結果論から言うと変わらないのですが、私の【奪】の使用法は、間違いでした。9を裏切らせても置ける場所がもうその10のスリーカード狙いの場所か、その隣の4のスリーカードを狙いの場所しかなく、置くとどちらもブタ確定になるのですが、残っているカードの枚数からすると10の方が1枚多かったはずですので、隣の方に置いて、10を引く可能性にかけるべきでした。
また、shaさんの手札や残りの山札に埋もれていたもの等、全てがわかってからだからこそ言えるのですが、同じ状況で私が勝てる方法があったとしたら、
ササ○○サSSサS
123▲56789
の場所でスリーカードを狙って4の2枚目を置くのではなく、123オールマイティを置いてお茶を濁しつつ、後に山から引いた同色の2でストレートフラッシュにすることでした。ただしこれは、見た目は3枚目の4を引く確率も同じだったので、さすがに予知能力がないと無理だったと思います(または戦術カードの使用枚数的にもともと無理だったかも知れません
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それにしても、大会から1週間も経ってからお願いしたにも関わらず、当時の状況をここまで再現され、なおかつ自身の敗因まで分析されているのには、驚きです。サトーさん、あなた本当にプレイ回数一桁なんですか?騙してませんか?! (^^;
全試合終了後の閉会式では、GS柏木さんから 優勝者と準優勝者に大会の記念品としての『盾』が贈られました。これには、大会勝利者を称えると共に、「(また店に来て)遊んでいけ!」と言う“命令”的な意味も含まれているみたいです。w
また、お店からは時節柄の「チョコレート」も提供していただき、これは大会参加者の中から印象に残った方に贈られました。
GS柏木さんには、この場を借りて お礼を言わせていただきます、ありがとうございました。
大会の総括としては、やはりshaさんの2大会連続優勝が光ります。14試合で13勝と言う数字は、もはやバトルラインを「運ゲー」として片付けることが出来ないのではないでしょうか?
また、この大会の為にバトルラインを覚えた方々も、準優勝のサトーさん、1フラグ差に泣き決勝トーナメント進出は叶わなかったもののMARSHALさんが好成績を残しました。
そのMARSHALさん、前大会準優勝のyamatoさん等を抑え、女性ながら決勝トーナメント進出を果たしたMiyaoさんにも、印象が残りました。
運営面の反省としては、今回ルール確認を試合前に行いましたが、もう少し細かい部分まで落とし込む必要があったと思います。役の強さや、戦術カードの効果は、一覧表にして配っておけば、説明を忘れてしまっても大丈夫なので、次回は準備したいと思います。
他には、予選の試合と試合の繋ぎがスマートじゃなかったとのご指摘を頂きました。これには、何らかの改善策を考えたいと思います。
最後に、今回の大会をキッカケにバトルラインを始められた方がいたり、また、前回の大会をキッカケにバトルラインに触れられた方が今回も参加していただいたり、バトルラインの大会を通じて多くの人との繋がりができました。
年内には、「第2回 GS柏木杯」を開きたいと思いますので、その時には、みなさん是非また ご参加ください。
(おわり)