メカダリウスのバトルライン日記

2人用カードゲーム『バトルライン』に関するブログです。

ツイッターで、バトルラインのことを呟いています。 https://twitter.com/BattleLine_Kniz

レデプロイ嫌いの貴方に・・・ 最終回

 途中「序盤構想&列」論を交えつつ、不遇のレデプロイに焦点をあてていったこの企画、今回、引っ張り続けた新ネタの発表をもって、レデプロイの話は一旦終わりとさせていただきます。 


 と、その前に・・・ 

 昨夜の実戦で「何を切る?!」のネタを拾ったので、http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=40149430&comment_count=0&comm_id=261109 
にアップしておきました。 
 ご興味ある方は、ご覧下さい。 


 では、話を本題のレデプロイに戻して、前回の【「序盤構想&列」論 その2】の最後で触れた『リスペクト』とその“落とし穴”についての“引き”の続きです。 


●盤面14 




 相手(上陣)が3列に r8 をプレイしてきたのに対して、自分(下陣)が b3 を『リスペクト』した形です。 

 実際の盤面においては盤面14のように 

   相手が“先に”プレイした強カードに対して、 
   “後から”こちらが弱カードをブツケていく形になります。 

 さて、繰返しになるのですが『リスペクト』とはあくまで、 

   相手の強カード(強役)に対して、手札の不要カードを処理しつつ、 
   あわよくば勝利も狙う 

という、非常に都合の良い考え方で生まれた戦法です。 


   この考え方の根本の部分に“落とし穴”がありました! 


 『リスペクト』を実施する前提として、その“目標”となる強カード(盤面14では、r8 )が必要になります。 

 逆に言えば・・・ 

   “目標”となる強カードが存在しないのに、 
   『リスペクト』が行なわれるのは不自然である!! 

のです。 


●盤面15 




 この盤面を、「何もプレイされていない3列に対して、下陣が b3 を『リスペクト』した図」と、果たして言えるでしょうか?! 
 これでは単に、「弱カードを無人の荒野に放っただけの図」です。 

 過去2回の「序盤構想&列」論で書いてきたように、他の列も空いている状況で、最重要拠点である3(7)列に対して、盤面15のようなプレイをすることは、私には有り得ません。 

 ・・・ところが! この一見有り得ないような状況を 

   レデプロイなら、作り出すことが可能なのです!! 


●盤面16 




 一旦は3列にプレイされた r8 を、相手の b3『リスペクト』の後で、レデプロイによって配置転換(破棄)させてやれば、盤面15の状況が生まれています。 

r8 を2or4列に配置転換させれば、1~5列での3点突破を狙う拠点に出来ますし、3列と並ぶ最重要拠点である7列を確保を主張しても良いでしょう。また、場合によっては r8 を破棄することも出来ます。 

もちろん、r8 は強カードではありますが、配置された列の勝利が確定するワケでもないですし、b3 がプレイされた3列の敗北が確定しているワケでもありません。戦局は、その後のカードドローの結果に大きく左右されることになるでしょう。 
 もちろん、『戦術ロック』状態にもなってしまうのですが、初手でドローした手札のレデプロイが活躍するチャンスは、その後、果たしてくるのでしょうか・・・ 



 さて、8回に渡ってお届けしてきましたレデプロイ特集ですが、この企画によって、貴方にとってのレデプロイの評価が、少しでも上がってくれたら幸いです。 

 これからは、初手でレデプロイを“引いてしまった”としても、少しだけ暖かい目でレデプロイを見ていただけると信じて、この企画のまとめとさせていただきます。w