メカダリウスのバトルライン日記

2人用カードゲーム『バトルライン』に関するブログです。

ツイッターで、バトルラインのことを呟いています。 https://twitter.com/BattleLine_Kniz

「序盤構想&列」論 その2

 前回の日記で触れた『3(7)列を軸とした、列の奪取の考え方』については、さらに発展させたモノもあるのですが、今回はあくまでレデプロイの運用に絡めた「序盤構想&列」ということで、それについては別の機会に書きたいと思います。 

 さて、前回の主張を改めてまとめてみると、 

 ・8の軍隊カードの評価が高い。 
 ・3(7)列が最重要拠点。 

の2つになるのですが、これを受けて私の周辺の実戦では、序盤に3(7)列に対して8(の周辺)の軍隊カードがプレイされると言う展開が多く見受けられました。 

 その後の展開の理想形は、同色の9を繋がらせて7or10の両面待ちにしてから、同色の10で「8/9/10」のナッツSFを完成させると言うものです。 
 「8/9/10」は完成させてしまえば次順の勝利が確定するので、相手側がその列に1枚もカードプレイをしていない場合には、“1枚のみの捨てカードしか行なえず2枚分の空きスロットが発生”します。  

 なお、空きスロットの発生を減らすためには、相手陣に8がプレイされた時にコチラも何かしらのカードをプレイしていく必要がありのですが、その考え方には以下の2つがあります。 

  1:相手の8に対抗して、自分も8をプレイする。 

  2:相手の8には付き合わず、3(などのローカード)をプレイする。 



1:相手の8に対抗して、自分も8をプレイする。 
●盤面12 




 例えば、上陣がr8→r9とプレイしてきた時に、下陣も対抗してo8→o10とプレイします。 
 お互いのナッツが「8/9/10のSF」とチョップ(同じ強さの役)ですので、先に完成させた方が勝ちです。 
 この時、上陣はr7 でもSFが完成するのですが、o9の行方が不明ですので逆転されるリスクは覚悟しなければなりません。 
 お互いの主力級がぶつかりますので、ハイリスク・ハイリターンな戦法です。なにせ、負けた側にとっては、その役を他の列に投入していれば、ほぼ勝ちが見込めたワケですから・・・ 



2:相手の8には付き合わず、3(などのローカード)をプレイする。 
●盤面13 




 例えば、上陣がr8→r9とプレイしてきた時に、下陣はb3→b2とプレイします。これは、『リスペクト』と呼ばれている戦法で、負けるリスクを承知しながらも“空きスロットを作らない”ことを目的としたプレイになります。 

 『リスペクト』については、コチラに詳細があります。 
 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=820668551&owner_id=256563&org_id=819934784 


上記ページより、抜粋 
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相手に強役を作られてプレイ領域を削られるくらいなら、手札の3枚の不要カードの捨て場にしてしまえ!と、いった“敬意の欠片もない”自分の都合を重視したプレイが『リスペクト』・・・ 
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『リスペクト』する際は、フラッシュを上回る役であるスリーカード(以上)を狙うのが良いでしょう。 
なお、たとえ“1”のスリーカードでも、合計値26のフラッシュ(10/9/7)を強さで上回りますので、プレイする軍カードの数字は小さくても充分です。 

その際、早々に盤面でペアを作ってしまう(例:赤2をプレイした後、青2をプレイ)と、相手にもスリーカードで勝たれてしまうことになります。 
赤2の後に赤3をプレイされると、相手も青8をプレイした後に8のスリーカードには行き辛いものです。 
相手に最大限の汗をかいてもらうために、こちらも出来るだけストレートフラッシュを目指すのが良いと思います。 

ただ、相手にスリーカードでその1列を勝たれることになっても、8以上のハイカードを3枚、同じ列に消費させたと考えれば、早々にペアにしてしまうプレイも、決して悪手とも言えません。 
イカードを複数の列にバラしてプレイされて、それぞれの列で勝たれてしまうよりマシだと考えるワケです。 
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 このように、『リスペクト』は“1列を捨て(気味に)プレイして手順を稼ぎ、その間に他の列での闘いを有利に進める”と言った狙いのあるプレイです。 

 しかしながら、『リスペクト』には、 

  “大きな落とし穴” 

があったことが、マイミクの Facemanさん によって、発見されました。 


つづく・・・