このブログやツイッター(https://twitter.com/BattleLine_Kniz)の記事で、【偵察】の手筋である『貯金箱』について触れていますが、改めてブログを読み返してみると記事がまとまっていないことに気付きましたので、整理してみました。
まずは、【偵察】の能力について確認します。
【偵察】Scout
◆能力:部隊or戦術カードを、山札のトップから好きな組み合わせで3枚ドローして、手札に加える。その後、手札から2枚のカードを山札のトップに戻す。戻すカードの順番・種類は、選べます。
◆特徴:
(1)手札の整理が行なえる。
(2)自陣に部隊カードを配置するのを1回パスできる。
(3)相手に不要カードを押し付けることができる。
ここで『貯金箱』について簡単に説明すると、
戦術カード2枚(および部隊カード1枚)をドローして、山札に戦術カード2枚を戻す
ムーブになります。(※基本形)
せっかくドローした戦術カードを、何故そのまま戻すかの理由は簡単で、『手札に有っても戦術ロックのため、使用できない』ためです。使用出来ない戦術カードは手札を圧迫するだけなので、山札に”貯金”しておきます。
よって、山札に戦術カード2枚を戻す場合には”相手に押し付ける(弱い)”戦術カード”を上、”自分の欲しい”(強い、もしくは対抗策となる)戦術カードを下 にして戻します。
その後、相手が戦術カードをドローしたら、次ターンに自分も戦術カードをドローします。(貯金を引き出します。w)
また、相手が戦術カードを使用してくれば自分も戦術ロックが解除され、2回目の戦術カードを使用できます。
もしも相手が戦術カードをドローだけして使用してこなくても、『手札の部隊カードの枚数は同数』のため、同条件での部隊運用が出来るので問題ありません。
“対抗策”に関して具体的に説明すると、例えば【隊長】と【脱走】は共に強い戦術カードですが、相手に【隊長】を出されても【脱走】を使うことによって対抗できます。よって、返す順番は上から【隊長(相手がドロー)】【脱走(自分がドロー)】になります。
問題は、ドローしたカードの強弱が分かり辛いケースがあること。
【霧】【裏切り】とかドローすると、どちらかは相手に渡ってしまうことになるので、盤面と手札から相手に渡して良いカードを判断しなければなりません。
また、ドローした2枚共が【隊長】カードだった場合です。これはもう、【アレク】の上に【ダリウス】重ねようが逆だろうが、全く一緒です。w
この場合、相手と併せて【隊長】をドローすることも、逆に『相手がドローしても、自分は引かない』ことで“相手に【隊長】2枚をドローさせる”ことも可能です。
まとめると、『貯金箱』で戦術カードの内容を確かめた後に山札に戻すことによって、手札の部隊カードは7枚となり(戦術カードをドローしていない)相手と同じ条件になります。
このまま、相手が戦術カードをドローしなければ、『自分だけが、1回パスした状態で』でプレイしているのと同じですので、非常に有利な状態と言えるでしょう。