前回の記事で、『貯金箱』とは
戦術カード2枚(および部隊カード1枚)をドローして、山札に戦術カード2枚を戻すプレイ(※基本形)と書きました。
基本形の場合、ドローした戦術カードをそのまま山札に戻すことで、相手と部隊カード(戦術カード)の枚数を合わせ、戦術ロック中での部隊運用の差が生じないようにプレイしていきます。
「部隊1、戦術2ドロー」→「戦術2枚を山札に戻す」(相手が戦術0枚の場合)
じゃあ応用形は? と言うことで今回の記事ですが、逆説的に
『相手と部隊(戦術)カードの枚数を合わせない』プレイと言うことになります。
応用形では、既に初手で【偵察】をドローしているので手札の戦術カードは相手の0枚より1枚多くなっていますが、構わず2枚目の戦術カードをドローしていきます。
この時、ドローした戦術カードによって、『貯金箱』を発動させるかどうかを決定します。
【泥濘】【配置転換】などの”蓋”となる弱い戦術カードを引いた場合には、次ターンに『貯金箱』を発動です。
この時、既に手札に1枚戦術カードがあるので、ドロー&バックの組合せは以下のようになります。
「部隊2、戦術1」ドロー → 「戦術2」バック
もちろん、相手(上)自分(下)でバックするのは基本形と変わりません。これで、手札の戦術カードは0枚になるので、相手との部隊(戦術)カードの枚数差は発生しません。
問題なのは、【霧】【裏切り】などの強カードを入手した場合です。
この場合、『貯金箱』は発動させず、強カードの投入を前提にプレイしていくことも考えます。その際、手札に2枚の戦術カードを抱えてプレイすることになるので、戦術の投入が遅くなればなるほど、部隊運用に差が生まれてしまうことには注意が必要です。
また、強戦術カードを投入した後でも、【偵察】を抱えたまま戦術ロックとなるので、その後の不利は否めません。
よって、【霧】【裏切り】を投入したことによって、盤面で大きなアドバンテージを得られる場合や、相手も戦術カードを使わざるを得なくなって戦術ロックが解除される展開にならないと、かなりギャンブル要素の強いプレイになると言えるでしょう。