メカダリウスのバトルライン日記

2人用カードゲーム『バトルライン』に関するブログです。

ツイッターで、バトルラインのことを呟いています。 https://twitter.com/BattleLine_Kniz

その3 ローカル用語解説

その3は、『リスペクト』 です。 
直訳すると、“敬意”です。 

バトルラインでは、相手の強い役(カード)に対して、自分は弱い役(カード)を同じ列にプレイすることを指します。 
具体例としては、3列目にプレイされた相手の赤8に対して、青3をブツケるようなプレイです。 

もちろん、相手の赤8に対して自分も青8や9・10をブツケて行くのも、一局です。 
軍カードが手札に揃っている時や、戦術カードでフォローが効く場合には、成功率も上がるでしょう。 
相手が高い戦力を投入してきている列に勝利することができれば、当然、見返りは大きいものがあります。ただし、もし負けた時には目も当てられません。その戦力を他の列に充てていれば、勝ちが見込めているのですから・・・。 

このようなリスクを背負わずに、相手の「この列は、獲ります」との主張に“敬意”を払うのが『リスペクト』というワケです。 

「貴方が、赤8なんて強力なカードをプレイしてきたことに“敬意”を表して、この列はお譲りしますよ。」 

一見、こんな風に見えなくもないですが、本音は・・・ 

「ちきしょー!赤8なんて本気出しやがって・・・。分かったよ、この列はクレテやる!その代わり、こっちも手札の不要カードを処理させてもらうからな!」 

だったりします。w 

要は、相手に『ぱっくじゅ』や、それに類する強役を作られてプレイ領域を削られるくらいなら、手札の3枚の不要カードの捨て場にしてしまえ!と、いった“敬意の欠片もない”自分の都合を重視したプレイが『リスペクト』なんですね。w 


さて、手札の不要なカードを処理するといっても、何の役も作らずにブタにしてしまうようなことをすれば、相手に容易にストレートやフラッシュ、果ては合計値の高いブタで勝たれてしまいます。 
『ぱっくじゅ』や強SFを完成されて負けるのなら納得できますが、結果的に負けるとしても、相手に最大限の汗をかいてもらわなければ、割に合いません。w 

よって、『リスペクト』する際は、フラッシュを上回る役であるスリーカード(以上)を狙うのが良いでしょう。 
なお、たとえ“1”のスリーカードでも、合計値26のフラッシュ(10/9/7)を強さで上回りますので、プレイする軍カードの数字は小さくても充分です。 

その際、早々に盤面でペアを作ってしまう(例:赤2をプレイした後、青2をプレイ)と、相手にもスリーカードで勝たれてしまうことになります。 
赤2の後に赤3をプレイされると、相手も青8をプレイした後に8のスリーカードには行き辛いものです。 
相手に最大限の汗をかいてもらうために、こちらも出来るだけストレートフラッシュを目指すのが良いと思います。 

ただ、相手にスリーカードでその1列を勝たれることになっても、8以上のハイカードを3枚、同じ列に消費させたと考えれば、早々にペアにしてしまうプレイも、決して悪手とも言えません。 
イカードを複数の列にバラしてプレイされて、それぞれの列で勝たれてしまうよりマシだと考えるワケです。 

上記とは逆に、相手に先にストフラを目指された場合、例えば、青8の後に青9をプレイされたような場合、こちら側は無理にストフラを目指す必要がありません。 
どうせ、相手にストフラを完成されてしまえば負けなのですから、こちらはストフラでもスリーカードでも構わないのです。 


ちなみに、相手に『ぱっくじゅ』を目指されているのに、同じ列に1枚のカードもプレイしないことを、 

  『ノーリスペクト』w 

と呼びます。