前回から間が空いてしまいました・・・
その5 辺りからの伏線もあったのですが、自分でも忘れてしまったので、別のネタを書くことにします。
さて、その7は『6:4(ろくよん)』です。
そのまま見ての通り、『6:4』とは“あるモノ”の比率が6:4になることを表現した言い方なのですが、その“あるモノ”とは・・・
「戦術カードの使用枚数+保有枚数」のことを指しています。
バトルラインでは、全部で9種10枚の戦術カードが存在します。
なお、リーダーカードである“アレクサンダー”と“ダリウス”の2枚は、全く同じ能力を持ったカードですが、一つの陣営がその両方共のカードを使用することは出来ない、との制限があります。
また、戦術カード全体について、「相手より、1枚しか多く使用出来ない」との使用制限があります。
つまり、A・B両者とも戦術カードを使用していなければ、A・B両者とも1枚の戦術カードを使用することが可能です。
次に、Aが1枚の戦術カードを使用した場合、Aは2枚目の戦術カードを使用することが出来ません。ただし、使用できなくても、ドローすることは可能です。もちろん、手札の枚数は「軍隊カード+(使用不可の)戦術カード=7枚」なので、使用出来ない状態で戦術カードをドローすることは、手札を圧迫する結果になります。
なお、Bについては、使用制限は発生しません。
Bも1枚の戦術カードを使用した場合、使用枚数がA・Bとも1枚で並びますので、その後はA・Bとも(2枚目の)戦術カードを使用することが可能になります。
ここで、話を『6:4(ろくよん)』に、戻します。
『6:4』とは、「戦術カードの使用枚数+保有枚数」のことを指していると前述しましたが、私は、上記の状態となった場合
“6”側が、“4”側より有利になる
と考えています。
その理由は、
“6”側は、最大5枚の戦術カードを使用できる のに対して、
“4”側は、最大4枚しか戦術カードを使うことが出来ない からです。
本来、“6”側が5枚の戦術カードを使用したならば、“4”側には5+1枚の戦術カードの使用権が発生するハズです。しかし、戦術カードの物理的な枚数が10枚しかないため、“4”側の戦術カードの最大使用可能枚数は、結局4枚止りになってしまうのです。
これが、『5:5』体制だと、お互いが5枚づつの戦術カードを使用することができます。
また、『7:3』体制では、7側が4枚しか戦術カードを使用することができないので、手札には3枚もの使用不可な戦術カードが居座ることとなります。
たしかに『6:4』体制でも、1枚分の戦術カードを使用することが出来ません・・・。
しかしながら、使用不可の戦術カード1枚が手札を圧迫するデメリットよりも、相手より1枚多くの戦術カードを利用できるメリットの方が、遥かに大きいと考えています。
また、元々リーダーカードには、1枚分の使用制限がかかっていますので、“6”側が2枚共リーダーカードを確保するのが、『6:4』体制の理想形と言えるでしょう。
なお、別の機会に『6:4(ろくよん)』の考え方が生まれた背景についても、触れてみたいと思います。