メカダリウスのバトルライン日記

2人用カードゲーム『バトルライン』に関するブログです。

ツイッターで、バトルラインのことを呟いています。 https://twitter.com/BattleLine_Kniz

その8 ローカル用語解説

前回からの絡みで、その8 は 『戦術ロック』です。(※ D弾は出てきません) 

その7 でも書きましたが、戦術カードには「相手より、1枚しか多く使用出来ない」との使用制限があります。 
そして、その使用制限のことを『戦術ロック』と呼んでいます。(まんま ですね。w) 



では、A・B両名での対戦、Aが戦術カードを使用したと想定します。 

<A側> 
『戦術ロック』のかかったAは、早々のロック解除を目指すのが良いでしょう。 
軍隊カードの引きに左右される部分が(非常にw)大きいですが、3点突破をちらつかせるなどBに戦術カードによる防衛を強要して、ロックを解除せざるを得ない状況を作るのが理想です。 
また、ロック後の展開が優位になるように、最初の戦術カードは、3点突破に絡む重要な列を奪取するためであったり、相手の空きスロットを発生させるような列に投入するのが良いと思います。 

またAは、ロックが解除されるまでは戦術カードを使用することがで出来ません。手札に戦術カードがある場合には、手札を圧迫することになります。 
よって、戦術ロック中に戦術カードを“引き過ぎる”ことは、良くないとされています。 


<B側> 
BはAに対して『戦術ロック』をかけている状態です。 
この時Bは、次の戦術カードを使用する権利1と、さらにもう1回の戦術カードを使用する権利2を持っています。 

B側は、戦術ロック状態で勝ちきってしまえれば良いのでしょうが、もちろん、軍隊カードの引きに大きく左右されてしまいます。 
そこで、Bしか持っていない権利1を、一番効果的なタイミング(3点突破で勝利する等)で行使するのが理想の展開になります。 


<ロック解除について> 
気をつけなくてはいけないのが、権利1はBだけのモノですが、権利2についてはAも持っていると言うことです。 
よく「先に戦術カードを使うと、相手に2連続で戦術カードを使われる」と言うようなことを聞きますが、重箱の隅を突付けば、これは必ずしも正しい表現ではありません。 
Bが戦術ロックを解除(権利1)した後、Bが権利2を行使する前には手番的にも必ずAの番が間に入りますので、“その時に戦術カードを持っていれば”Aも権利2を行使することが出来るのです。 


<ロック中の戦術カードドローについて> 
わざわざ “その時に戦術カードを持っていれば” などとまわりくどい書き方をしたのですが、これはつまり、“戦術ロック中にも関わらず、戦術カードを持っていれば”と言うことです。 

もちろん、戦術ロック中は戦術カードを使用することが出来ません。にも関わらず、相手が発動してきた戦術カード(権利1)への対抗手段として、(使用出来ないにも関わらず)戦術カードを手札に持っておくことが重要な場合があります。 
その際、対抗手段を欲してドローしたハズの戦術カードが、“ハズレ”てしまうこともあるでしょう。その時は、泣いてください。w 
そこから先、さらに掘るのか、諦めるのか・・・、そもそもロック中には戦術カードをドローしないのかは、状況によって各自判断が分かれるところだと思いますが、個人的には“アタリ”が出るまで掘るのが“好き”です。w 


<逆戦術ロックについて> 
最後に、『逆戦術ロック』について触れたいと思います。 
前述してきたように、通常の『戦術ロック』は先行して戦術カードを使用したプレイヤー(A)に発生します。 
ところが、ある状況下では、ルール的には戦術カードの使用が可能なプレイヤー(B)に、“対局の勝敗が決まってしまう”ことを理由として『戦術ロック』に類似した状態が発生します。 
これが、『逆戦術ロック』です。 

具体的には、Aの手札に【霧】や【リーダー】などの戦術カードが有り、Bが『戦術ロック』を解除してしまうと、Aにより上記の戦術カードの投入が可能になってしまい、その結果、Bが対局に敗北してしまうような状況です。 

『逆戦術ロック』は、戦術カードの使用枚数が少ないにも関わらず、使用制限が発生してしまうという非常に理不尽な状態です。 
ロックを解除してしまえば対局に負けてしまうのですから、苦しくてもロックを継続していくしかありません・・・ 

 God bless you!