さばく → デザート → デザーター ・・・ではなく、
“サバく”と書きます。
将棋用語が元ネタですが、用語集には「攻め駒が遊ばないように十分に働かせること」との記述がありました。
これをバトルラインに置き換えて・・・
「遊んでいる“戦術カード”を十分に働かせること」
を“サバく”と表現したいと思います。
さて・・・
ここで言う遊んでいるカードの代表格ですが、私の一押しは【沼(Mud)】です。w
誤解の無いようにフォローしておきますが、私は【沼】が“使えない”カードという評価をしているワケではなく
“終盤近くになると効果を発揮し易いカード”
だと、考えています。
ただ、私は初手に戦術カードをドローするプレイスタイルなので、初手に【沼】を入手した場合には、効果を発揮し易くなる終盤近くまで、手札で“遊んでしまう時間が長く”なってしまうのです。
とは言え、序盤から戦術カードを2枚もドローするのは勇気が必要なので、仕方なく【沼】を遊ばせたまま序~中盤を闘うことになります。
そう言った状況下において、
どうしたら【沼】が“十分に働く”か、つまり、どうしたら【沼】をサバけるか?
を念頭に置きながらプレイするようにしています。
なお、この場合“十分に働く”と言う意味は、
『ある列を勝利すること』
だけを指すのではなく、
『相手が(その列を死守するために)戦術カードを使用すること』
も含まれます。
こちらの【沼】に対して、相手も(例えばフォーカードを作るために)【帝】を使用してくるようなケースです。
使用回数に制限のある戦術カードを使用するのですから、本来、“成果(列の勝利)が上がらなければ”意味がありません。
ただ、相手も【沼】と併せて戦術カードを使用してくれば、回数制限の問題はクリアされます。
さて・・・
ここで、私のある対局からの1場面。
●盤面1
私(上側)は、(8)列にy5をプレイして【沼(mud)】をドローしました。
下側プレイヤーは【王(alx)】を使用しており、現在、戦術ロック(使用不可)中です。
ただし、戦術カードの枚数差があると押し切られてしまうため、手札に2枚の術を抱えています。
ここで【沼(mud)】を入手したことによって、あるサバキの構想が生まれました。
しかし、この局面では、まだ不確定要素があるため仕掛けることが出来ません。
そこで、構想を温めながら不確定要素を消していくことにしました。
つづく・・