ここまで、【沼】のサバキを前提にした検討をしてきましたが、盤面１の状況では下陣が既に【王】を投入しているため、上陣は【沼】の他にもう１枚の戦術カードを使用することができます。
※ 『そもそも【沼】以外の２枚の戦術カードを使用できるのでは？』と、今回の日記の根底を揺るがす疑問は、持たないこと！ｗ
●盤面１
この時、上陣の手札には【沼】以外に【背(traitor)】【盾(shield)】【移(redeploy)】がありました。
それでは、順番に確認してみます。
＜１＞【背】
最強カードに推す人も多い【背】ですが、この対局では初手に入手されており、上陣の陣形は【背】の投入を見据えて構成されていました。
その内の一つが(7)列です。上陣はTの3Cを完成させており、下陣にSFを完成されなければ負けません。
もし、下陣にSFを完成された場合、即ち y7 をプレイされたとしても、そのy7を裏切らせて(2列が良いでしょう・・・) SFを崩してしまえば、【王(帝)】でフォローされない限り(7)列に勝利することができます。
盤面１の状況では、【王】が(6)列にプレイ済みのため、ノーケアです。
その他に(9)列のg5/6の両面待ちは、(6)列にg7がプレイされた時に引っこ抜くことを前提にプレイされています。
なお、実戦ではo89とg89が激突した(6)列に対して、下陣が【王】を投入したためg7を引っこ抜くプレイは成立しませんでした。
＜２＞【盾】
個人的に【盾】は、“ロークラスSFを完成させる為の戦術カード”と言っても過言ではないと思っています。
盤面１では、(1)(8)列で2345の4枚SFまでも狙える状態です。
また、(4)(5)列のナッツ完成にも一役買いそうな感じです。
その他にも自分が【盾】を入手していることによって、
『(4)列のSFが完成しない＝2の3Cで勝てる』
ことも知ることができます。
＜３＞【移】
盤面１の状況の際、(8)列に対して【沼】を投入した後に(4)列のy2を(8)列に移動させて4枚SFを作ることは考えていました。
また、(4)列の下陣のナッツは“bフラッシュ12”止りなので、y2を移動させた場合の上陣の陣形を“oフラッシュ13over”に出来れば(4)列に勝利することができます。
手札のo6の活躍の場にすることも出来るでしょう。
さて、ここまで【沼】以外の戦術カードの投入について検討してきましたが、その際に注意することがあります。
それは、下陣の戦術カードについてです。
下陣は、盤面１の際に２枚の戦術カードを入手しており、それらのカードは上陣の【沼】投入によってロックが解け、使用可能になるのです。
つづく・・・
