さて、レデプロイの使用機会の少なさについては今まで繰り返し述べてきました。
ここで誤解を恐れずに言葉を付け加えさせていただくと、
『偶然を待つのではなく、創り出してやる』
ことによって、レデプロイの使用機会を増やすことが出来ると考えています。
(4)捨てカードの裏をかく
前回、負けが確定した列に相手が手札の不要札を処理してきた際のことを書きました。
この場合、手札の不要札には 1 や 2 などの数値の小さいカードが選ばれることが多く、また、不要札を処理したことによって、その列は「役なし(ブタ)」になっていることが殆どだと思われます。
●盤面4
(9)列は、お互いに SF のカンチャン待ちのカードを使い合う展開になっています。
まずは、下陣が o10 を投入してフラッシュ(18)を完成させました。(3)列に o8 & o9 がプレイ済みですので、これがナッツとなります。
次ターン、(9)列の負けが確定した上陣は、手札の不要カードである y1 を処分しました。
これで、上陣の(9)列の役は合計値 11 のブタとなりました。
さて、下陣は(9)列に勝利しましたが、o10 や o5 に利用価値が残っているため『勝利宣言を保留する』のが有効です。
例えば、(1)列に対して手札の p10、b10 をプレイして「10の3C」を狙う際、r10 や y10 をドロー出来なければ、o10 を【移】で(9)列から(1)列に配置転換させることが可能です。
また、(4)列に対しても手札の b5 を投入して「5の3C」を狙う場合には、同様に o5 を【移】で(9)列から(1)列に配置転換させることが可能です。
なお、o10 を移動させた(9)列には、
手段1:o7 でフラッシュ
手段2:p4 でストレート
手段3:4以上のカード合計値 12 以上のブタ
などの勝ち直しの方法があります。
これは、上陣が(9)列に対して“合計値 11 のブタ”としか役を完成させなかったためです。
仮に y1 の代わりに o2 がプレイされていれば、役の強さは“フラッシュ(12)”になるため、手段2や3では下陣が勝つことは出来ません。
よって、ある列の闘いに敗れたとしても『役を完成させて負ける』ことで、相手の勝ち手段に制限をかけることが可能になります。
つづく・・・