◆45手目:R7(6)
先手:R7,B2,B9,Y2,盾,偵察,隊長A
4列目を勝利宣言します。これで、4列目・5列目を連続して確保しましたので、6列目を獲得すれば突破が確定します。
6列にR7をプレイして、7Phaを完成させました。次のターンで上陣から戦術カードの介入が無ければ、対戦の勝利が確定します。
続くドローは、戦術カードで選択し”決め”を継続します。入手したのは、【隊長D】でした。上陣手札の戦術カードが【泥濘】【脱走】【裏切り】の場合には、次ターンでは決着しません。
◇46手目:R10(9)
後手:R4,R10,B3,B5,B6,O5,配置転換
45手目でR7が6列にプレイされ、対戦の敗北が確定しました。
まだ、Wed目が残っているR10を9列にプレイして、ドローしたのは【泥濘】です。
◆47手目
6列目を勝利宣言します。456列を確保して、対戦に勝利しました。
<さいごに>
対局が終了した後の検討では、両対戦者とも『突破勝ちを狙うのではなく、戦況を見ながら勝てそうな列を勝つことで、5列勝ちを狙っている』と言われていました。
戦況を全体的に見る場合、手札の部隊カードの選択肢(枚数)が多い方が良いのは自明の理です。
そのため『初手に戦術カードをドローするプレイ』は、手札の部隊カードを圧迫することになることからから、実は5列勝ちとは相性が悪いことをお伝えしました。
今回は、初手に【配置転換】と言う即効性に欠く戦術カードがドローされているのですが、1枚分の部隊カードが圧迫されて不利な状態が長く続くことにより、全局的な劣勢が生じたものと考えられます。
また、初手で戦術カードをドローすることで、そのカードを軸にして局地的な勝利の見込みを上げることができます。そのため、3つの連続した列を確保を目指す「突破勝ち」との相性が良いのです。
なお、使われない戦術カードを抱えていても単なる荷物でしかないため、初手で弱めの戦術カードをドローした場合には、思い切ってどこかで追加の戦術カードをドローすることも考慮する必要がありそうです。
この辺りの、戦術カードを「いつドローするか?」と「いつ使用するか?」については、バトルラインTA(戦術アドバンス)の永遠のテーマとも言えるものです。
また、別の機会に掘り下げてみたいと思います。
以上です。
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棋譜解説(41手目~44手目)