メカダリウスのバトルライン日記

2人用カードゲーム『バトルライン』に関するブログです。

ツイッターで、バトルラインのことを呟いています。 https://twitter.com/BattleLine_Kniz

戦術カードの考察2

●Traitor(奪)
能力:相手陣に配置してある軍勢カードを、自陣に引き抜いて配置することができる。(戦術カードは、引き抜けません)

このカードの最大の評価ポイントは『2列に対して、影響を及ぼせる』ところです。
引き抜いた相手陣のフォーメーションを崩しつつ、自陣のフォーメーションを整備できます。相手陣から引き抜いた列、配置した自陣の列の2列とも勝利するように使用するのが理想です。相手が対抗して戦術カードを使用してきても、どちらかの列には勝利することができます。また、両列の相手陣に空きスロットが発生する場合には、相手プレイヤーは、どちらか片方の列にしか無駄なカードを処理できません。


この様に【奪】は強力なカードですが、弱点もあります。

1:相手がリーダー系のカードを持っていた場合、引き抜いたカードを補われてしまう。
2:引き抜いたカードは必ず自陣に配置するため、配置場所を予め確保しておかないといけません。自陣の配置する空き場所が無い場合は、【奪】を使用することは出来ません。物理的に空き場所が無い場合はもちろんのこと、例え空き場所が有ったとしても弱役しか完成できない場合だと、使用が躊躇われます。
また、
3:自陣に配置しつつ相手には空きスロットを与える為、ゲーム終盤時の空き場所が相手より早く無くなり、手詰まりになり易い。


とは言え【奪】をゲームの早い段階(初手)で入手していた場合は、カンチャン待ちやペンチャン待ちを気にすることなく、SF狙いでのプレイができます。例え、相手に“待ちカード”をさらされたとしても、【奪】で引き抜くことが出来るからです。
相手が戦術カードを持っている場合は【奪】の可能性も頭に入れておき、「手札で殺す」のが良いのか、「場にさらしてしまう」のが良いのか、を判断する必要があります。


逆に言うと、早い段階で、戦術カードをドローしておくことによって、相手の精神に対して“疑いの芽”を植えつけることが出来るのです!
また、1/13の日記にも書きましたが「勝利宣言を保留」することによって、【奪】の使い道が広がります。