メカダリウスのバトルライン日記

2人用カードゲーム『バトルライン』に関するブログです。

ツイッターで、バトルラインのことを呟いています。 https://twitter.com/BattleLine_Kniz

バトルライン大会 第2回 GS柏木杯 レポート その1

 昨年の1/30に行なわれた『第1回 GS柏木杯』(http://d.hatena.ne.jp/MechDARIUS/20050201)に引き続き、
先日(2006/1/29)『第2回 GS柏木』が行なわれました。
 まずは、試合レポートの前に、この大会を開催するにあたっての事について、触れてみたいと思います。


 今回、私の中で、第2回バトルライン大会を行なうにあたって目標がありました。
今まで開催された大会には、大会としての勝敗を競う“競技”の側面以外にも、参加者を増やす“普及”としての意味合いも、多分に含まれていました。
 今大会を行なうにあたって前回大会と違うところとしては、バトルラインの定例会も20回、参加のべ人数も30人を数えており、一部、普及の場としての役割も果たすようになってきています。
 よって、ちょっとだけ“競技色”を強めてみたいと考えていました。
具体的には、『試合数を、前回より増やす』と言うものです。


 前回大会は、予選5試合+決勝2試合で行なわれたのですが、なんとなく予選、決勝とも、物足りなさを感じていました。
 しかし、試合数を増やせば、それに伴って大会全体の時間が延びてしまうので(場代も、延長料金が必要になってしまいます)、なかなか単純に行なえるものではありません。
 一方、前回大会や定例会の運営を通じて、経験値も溜まっていました。
その中で、


  ・予選の組合せを、予め決めておく
  ・試合時間を、予選25分(決勝30分)に設定する


の2つを導入すれば、予選6試合+決勝トーナメント3試合をクリア出来ると思われました。
 前回大会の予選の組合せに関しては、“スイスドロー方式”にて決定されていました。
スイス式では、直前の試合の勝者同士、敗者同士で組合せをつくるため、『競技者間のレベル格差を縮める』ことには向いていますが、反面、全試合の結果が出るまで組合せを決定させることができず、大会進行の妨げとなってしまいました。
 よって今回は、予め決定された組合せを用意して、組合せ作業の時間短縮とプレイヤーの対戦相手、対戦テーブルの確認が容易に行なえるように“ラウンドロビン方式”を採用しました。これなら、急な参加者の増減があっても対処できます。もっとも、1試合でも経過してしまうと、新規参加者の受け皿がなくなってしまうと言う欠点がありますが…
 

 今大会の参加者12名の内訳は、前回大会参加者が前大会優勝者 shaさん を含む5名。
また、毎月第1&3水曜日に行なわれている“バトルライン定例会”への参加経験がある方々が9名。この中に女性の参加者も1名おられます。なお、前回大会参加者の5名の方全てが定例会への参加経験があり、この9名に含まれます。
 加えて、前回大会、定例会ともに参加経験が無く、今大会が全くの初参加の方が3名と、昨年同様バラエティに富んだ構成です。


 参加者の方に、予選開始前に1〜12の順番カードを引いてもらえば、その時点で、ランダムに組み合わされた6人の対戦相手と、対戦テーブルが決定します。
 実際、この方法の導入で“対局以外の部分”での時間短縮が行なえたように思います。反面、“総当り”ではない為、最初の順番カードによって決定された『組合せのアヤ』も有り得ます。
 しかし、全員が平等な条件なのですから、それで構わないと判断しました。


 また、予選の試合時間に関しては、定例会でプレイされている時間を参考に、1試合25分と設定することにしました。
 前回大会より、予選と決勝で各1試合、合計2試合増やしていますので、上記で書いた“対局以外の部分”での時間短縮の他、“対局そのもの”についても前回の1試合30分から圧縮することにしました。


 なお、対局時間の管理に関しては、主催サイドからの“お願い”のレベルを超え、抵触した場合は負けとなる“強制力”として、チェスクロックを導入することにしました。ただし、全卓に行き渡る台数が無かったため、一部のテーブルのみでの使用です。
 実際の運用では、プレイヤーへの操作説明も含めた準備不足等の一部問題もあり、次大会への課題が残りました。
 しかしながら、クロックを導入した回では規定時間通りに試合が消化されるなど、“強制力”としては有効であったため、次回は『全卓への導入』も視野に入れることになりそうです。
(つづく)