≪盤面2≫
先手は、赤3を3列にプレイして橙8にブツケました。相手のハイカードに対して、ローカードをプレイする『リスペクト』プレイです。
リスペクトの目的は、相手のハイカードと直接対決して列を確保するのではなく、手札の不要なローカードを処理して他の地域に戦力を投入することです。
この時点では、「赤3」「青2」「緑2」と言ったローカードがありました。
一目、2の3Cを狙う手筋が見えますが、ここで注意するのが「橙Tを押さえてる」ことです。
このことで、相手は橙89TのSFを完成することが出来なくなるため、『相手のSF完成率』が少し下がっています。(橙7を押さえられれば、相手のナッツは3Cになります。)
そのため、この段階では青(緑)2ではなく“SFの完成率が、より高い”赤3をプレイして、SFを狙うこととしました。
もちろん、手札の不要カード2枚を処理できる青(緑)2も非常に有力ですし、ましてや手札に【沼】も持っているので、4Cを完成させて3列を確保することまで狙うことも出来ます。なにより、今回のテーマは『沼編』なワケですが。(笑)
ここでは、最序盤と言うこともあり、形を決めずに含みを残す赤3を選択しました。
続くドローは、軍隊カード「橙4」でした。
後手は、青4を1列にプレイして軍隊カードをドローしました。どうやら、左翼を主張していくようです。
≪盤面3≫
先手の手札に青6と青2があるため、後手が1列にSFを完成させるためには、青3および青5の2枚とも確保する必要があります。また、紫6も手札にあるため、3Cが狙えます。そこで、1列に青6の同色の軍隊カードを被せることにしました。ドローは、緑1です。手札の緑2との繋がりになりました。
後手は、黄5を9列にプレイして軍隊カードをドローしました。
≪盤面4≫
この時点での先手の手札は、次の通りです。
「青2」「緑1」「緑2」「紫6」「橙4」「橙T」「沼」
盤面と関連性があるのは3Cが狙える「紫6」だけですが、この時点で自らナッツを下げるのは得策とは言えません。よって、新たにプレイする列を開拓する必要がありますが、気を付けないといけないのが『弱い列を並べない』と言うことです。ここでの弱い列はリスペクトに行っている3列なので、2&4列に弱いカードをプレイすることは出来ません。
これを、逆の視点で見ると『強列を並べたら、突破がし易くなる』と言うことですから、自陣の強列である7列の周りの6&8列には弱いカードではなく強いカードをプレイしたい所です。
残された選択肢は、以下の2つです。
(1)9列に紫6をプレイする
(2)5列に連続プレイする
選択肢(1)は、有力な手段です。数字で相手を上回り7列との関連もあるため、もし9列を確保出来れば、かなりの優位を築けます。
選択肢(2)は、様子見の手です。5列は比較的重要度が低く、最悪、相手に押さえられたとしても手札の不要カードが3枚サバければ、良しとします。その為には、関連性のあるカードを連続プレイしたいところです。
先手はここで(2)を選択し、緑2をプレイしました。続けで、緑1でSFや青2で3Cを狙います。続くドローは、紫1でした。
次手で、後手は5列に緑9をブツケて来ました。数字の差が大きく、リスペクトされに行った形になっています。続くドローは軍隊カードでした。
【沼】編(3)に続きます。