メカダリウスのバトルライン日記

2人用カードゲーム『バトルライン』に関するブログです。

ツイッターで、バトルラインのことを呟いています。 https://twitter.com/BattleLine_Kniz

戦術カードを活かすように、布陣する。【沼】編(7)

≪盤面19≫

 先手は、「紫2」を8列にプレイして2の4Cを完成させました。これで次ターンに、8列目を獲得することが可能でき、後手には空きスロットが1つ発生します。
 ドローは戦術カード、【移】を入手しました。


 ところで、≪盤面18≫での【沼】投入プレイに対して、『後手側の戦術ロックを解除してしまうのは、危険ではないか?』との意見をいただきました。
 【沼】をプレイする時点での戦術カードの行方は、先手【盾】【騎】の2枚、後手3枚、山札3枚です。後手に、【帝(王)】や【背】、【霧】と言った勝負の決しかねないカードを持たれている可能性は非常に高いのは間違いないです。
 それでも、【沼】を投入せずに“戦術ロック”のまま対局に勝とうとすれば、4列の勝敗を左右する「青8」や「青9」を握り潰し、なおかつ「紫8」を入手すると言った『とんでもない幸運』が必要です。
 もしくは、やはり後手の“戦術ロック”中に、【霧】【背】【逃】と言った攻撃性の高い戦術カードを入手して、先に突破勝ちを狙うか・・・ その場合、手札に残る【沼】「紫2」が重荷となってきます。
 だったら、その2枚を盤面に放出し、手札を循環させて新たな攻撃手段(戦術カード)を得ようと言うのが、【沼】投入の目的です。結果は、【背】を引くことができたので、1巡位は4列の攻防に耐えることが出来そうでした。


 結局、その後の展開次第なので、どちらの作戦が正解なのかは一概に言うことが出来ませんが、それが“スタイル”の違いですので、ブツケて行けば良いのだと思います。


 後手は、「黄6」を8列に処理してきました。黄は7,8,9,Tの行方も知れてませんし、もしも手札の不要な軍隊カードを処理したのだとすれば、残りの軍隊カードは相当良さそうです。
 ドローは、戦術カード。これで、10枚全てがドローされたので、お互いが持っている戦術カードの内容が、オープンになりました。即ち、
 先手:【盾】【騎】【背】【移】の4枚、後手は、【帝】【王】【逃】【霧】の4枚で同数です。後手はリーダーカードが二重ってるので苦しい所ですが、逆に言えば『先手にリーダーカードを、渡さなかった』とも言えます。




≪盤面20≫

 先手は、8列目を勝利宣言します。狙うのは、6列か9列での勝利です。この時点で残っているSFは、赤567、黄789T、橙234の3系統ですが、「赤5」「橙4」は握っています。それらのカードを晒してSFの不在証明をすると共に、6列でTの3Cを完成させたいところです。
 上記の方針に基づき、「赤5」を9列にプレイして赤567を狙います。「橙4」でなく「赤5」を狙うのは、こちらがSFを完成させた時に、相手に【霧】で逆転させないためです。
 軍隊カードをドローしたところ、「黄8」(!)でした。これで、Tの3Cがナッツになりました。

 後手は、「青8」を4列にプレイしてきました。直前のドローが戦術カードでしたので、「青8」は≪盤面19≫の時点で手札にあったことになります。
 “突破のための準備”と“手札の不要カード処理”の選択で、後者を優先したことになりますが、先手にとってこの“1巡の差”が非常に大きいものになるかも知れません。
 続くドローは、軍隊カードです。(戦術カードは、売切れています。)



≪盤面21≫

 先手は、「黄8」を2列にプレイしました。SFの不在証明をするだけでなく、2列自体も黄789での勝利が狙えます。(「黄T」は、6列に投入されます。)
 ドローは、「黄T」!! 次ターンが『勝負』になりそうです。
 後手は、【王】を4列に投入してきました! この局面で、先手が何もしなければ、後手陣の勝利が確定します。
 先手の手札にある戦術カードの中で、相手の陣形に直接影響を与えることが出来るカードは、【背】だけです。このカードは軍隊カードのみ影響するため、寝返らせるカードは「青7」か「青8」のどちらかです・・・












【沼】編(8)に続きます。