メカダリウスのバトルライン日記

2人用カードゲーム『バトルライン』に関するブログです。

ツイッターで、バトルラインのことを呟いています。 https://twitter.com/BattleLine_Kniz

戦術カードを活かすように、布陣する。【沼】編(8)

≪盤面22≫

 寝返らせるのは、もちろん「青8」です。2列に配置しました。
 盤面に「青6」が晒されているため、後手が4列にSFを完成させて勝利するには「青9」を入手する必要があります。
 ところが「青7」を寝返らせた場合、「青9」以外に「青T」でもSFが完成します。そもそも、先手は「青7」を配置する列がありません。w
 ドローは、「黄9」! 3ターンの間に、「黄8T9」と3枚引きました・・・
 これ・・・≪盤面20≫での「赤5」を9列にプレイしたのが、大悪手だったとの結論ですか?w
 まぁ、さすがに「黄8T9」のドローは読めないのですが、この局面では「赤5」より「橙4」の方が、【盾】も活用できるのでベターとの意見をいただき、「なるほど!」と思いました。
 後手は、「橙3」を2列にプレイしました。これで、最後のSFが枯れたため、先手は6列をTの3Cで
勝つことが出来るようになりました。後手は、6列にプレイした方が良かったと思われます。
 なお、この時点で後手の手札に「7以上のカード」があれば、4列に投入して【霧】で合計値勝負にする方法があります。そうすれば、後手が「7+T+7=24」、先手は「7+6+T=23」で、後手が勝利できるように見えるのですが・・・
 実は、先手に【移】があるため、【霧】が投入された直後に「紫6」を1列に移動させる手段が成立します。その場合、先手の理論上最大値は「7+T+T=27」に伸びます。
 そのため、後手は先手の理論上最大値を超える(この場合は、物理的に無理です。)か、「同値を先に完成させる」ことによって、4列を勝利することが可能です。要は「T」が手札に在れば、【霧】を投入することで4列を勝利することが出来るようになります。


 このように、戦術カードが10枚全部ドローされると、「自分の持っていないカードを、相手が持っている」ことになるので、相手の戦術カードの構成がオープンになります。たとえ10枚全てがドローされていない場合でも、「相手が最悪の戦術カードを持っているかも知れない」と思ってプレイすれば、“頓死”を防ぐことが出来る(かも知れない)ので、重要です。




≪盤面23a≫

 先手は、「黄T」を6列に投入しました。SFが既にかれているため、場の最大役(ナッツ)は、Tの3Cになっています。このまま、後手が戦術カードを使用してこなければ、“突破勝ち”となりますが、この時点では使用枚数の制限も無いので、そんなことにはなりません。w
 後手の戦術カードは、【帝】【霧】【逃】の3枚。【帝】は、『1サイドに1枚のみ使用可能』とのルールがあるため、使用できません。列の勝敗を『合計値に変更する』【霧】は、相手陣のTの3Cに対して使用されることがありません。
 よって、次ターンに必ず、後手は【逃】を使用してきます。
 ドローは、「紫8」です。一見、4列のSFを完成させる「良カード」のように思われますが、相手に【霧】を持たれている以上、安易にプレイすることは出来ません。注意が必要です。







≪盤面23b≫

 後手は“突破負け”を防ぐために、【逃】を投入せざるを得ません。「紫T」を除去しました。この時、除去するカードを選択するのにも、細心の注意が必要です。
 それは、先手の手札の中にある【移】の存在です。ここでは、あえて詳細に触れず、後ほど説明します。
















【沼】編(9)に続きます。