メカダリウスのバトルライン日記

2人用カードゲーム『バトルライン』に関するブログです。

ツイッターで、バトルラインのことを呟いています。 https://twitter.com/BattleLine_Kniz

戦術カードを活かすように、布陣する。【沼】編(9)最終回

≪盤面24≫

 先手は、「黄9」を6列にプレイしました。このままではブタですが、もちろん“狙い”があります。それが、≪盤面23b≫で触れた【移】です。
 これで、次のターン「橙T」を除去し、続けて【騎】を投入して勝負を決します。
 逆に言えば、先手に“狙い”を残してしまった、後手の≪盤面23b≫での【逃】の使用法に問題があったと言わざるを得ません。「紫T」ではなく「黄T」を除去するべきだったのです。




 先手がここで注意しなければならないのは、後手の手札にある戦術カード【霧】です。この時点で、8以上のカードの残りは「青T」、「青9」、「紫8」の3枚。6列は、合計値27があれば勝利できるので、上記の作戦に影響はありません。
 もしも、合計値28が作れるカードが山札に残っていたとすると、「黄T98」を完成させても【霧】を投入されて決着が延びる可能性があり、その間に「青9」をプレイされて負けてしまうかも知れません。
 もちろん、山札の「青T」を発掘して6列にTの3Cを作ることが出来れば、対局に勝利することが出来ます。その場合でも、相手に「青9」を入手されてしまえば負けるため、一か八か「黄9」を6列に投入することにしました。
 ドローは、「黄4」。ちなみに、「赤、黄、緑7」が晒されていないため、6列を黄のフラッシュで勝つことは出来ません。
 後手は、「黄3」を2列にプレイしました。まだ、「青T&9」は山札に眠っているようです。
 



≪盤面25≫

 先手は、【移】を使用して6列の「橙T」を除去しました。次ターンに、【騎】を投入すれば対局に勝利します。
 後手は、この瞬間に「青9」をプレイすれば1手差で勝利することが出来ますが、プレイしたのは2列目に「黄1」でした。どうやら、「青9」を引けなかったようです。これで、先手の勝利が確定しました。
 ところで、この瞬間に【霧】を4列に投入しても、やっぱり1手差で先手が勝利します。なので、前のターンで仮に「青T」をドローしていたとしても、手遅れだと言うことになります。



・・・ん?!!!!



 逆に言えば、『前のターンで、【霧】が投入出来ていれば、このターンの「青T」が間に合っていた!』ことになりますので、≪盤面24≫では「黄3」を2列にプレイするのではなく、『【霧】を4列に投入する』のがベストプレーだったことになります!!(記事を書いている途中で、気付きました。w)




≪盤面26≫最終

 先手が6列に【騎】を投入して、対局終了です。


 今回、棋譜を整理しながら、『この場面で、この手をプレイしていれば!』と言うのが、何回も出てきました。まぁ、結果論ではあるのですが、まだまだ、研究の余地が残っていると言うことなので嬉しい限りです。w


 個人的な感想では、後手が【霧】を活かしきれなかったのが、大きな敗因だと思います。
 8列目に、先手が【沼】を投入して効果を上げましたが、後手も【霧】を8列目に投入しておけば、手札の不要カードを処理しつつ列に勝利することが出来、また空きスロットも発生しないことになるので、かなり有効だったのではないでしょうか。






終わり