メカダリウスのバトルライン日記

2人用カードゲーム『バトルライン』に関するブログです。

ツイッターで、バトルラインのことを呟いています。 https://twitter.com/BattleLine_Kniz

棋譜解説(1手目~4手目)

先日(2020/7/5)の【バトルラインを楽しむ会】で、検討された棋譜の内容について書いていきたいと思います。

当日に触れられていないことや筆者独自の考えが入っている部分も多いので、当事者の方で「自分の意図と違う!」と言った箇所があれば、ご指摘ください。

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初期手札
先手:B9,Y4,G5,P1,P4,P6,O2
◆1手目:G5(9列)
初期手札から、ミドルクラス(4~7)を端列(1or9列)にプレイして相手の様子を見るのは、よく見る1stMoveです。
G5の他にも、ミドルクラスの選択肢としてY4やP46があります。特にP46は、同じ列に2連打することで他のオープン列に着手しなくても済むため、有力な手段となります。
ドローは、Y1。P1とペアになったため、1のPha(スリーカード)を構成することができるようになりましたが、欲しいカードではありません。

 

初期手札

後手:B10,G1,G2,P7,P8,P10,O1

◇2手目:P8(7)
P8はP7と繋げればオープンエンド(両面待ち)になりますし、P10と繋げれば最強の布陣(同色8910)が狙えます。
重要拠点と呼ばれる3列もしくは7列にプレイされることが多いですが、今回は、先手のG5側に寄せて7列にプレイされました。
端(9)列にプレイされたG5を”組し易し”と判断すれば7列にプレイしますし、”面倒だ”と考えればそちらを避け逆サイドの3列側にプレイされます。
ドローは、戦術カードの【配置転換】でした。正直、序盤は活躍所が難しく手札に滞留しがちなカードです。
しかし、手札に居座する戦術カードは、『使用されなければ、単純に手札の部隊カードを圧迫しているだけ』なので、どこかで投入することを考えるか2枚目の戦術カードをドローする必要性が出てくるでしょう。

 

先手:B9,Y1,Y4,P1,P4,P6,O2

◆3手目:P6(1)
1手目同様に、ミドルカードを端列にプレイして様子を見る着手です。
P6にはP4と言った繋がりがあるカードがあるので、盤面に配置する順番にも注意が必要です。今回は、手札にY4があり、4のPha(スリーカード)の狙いも残るため、P4を手札に残してP6からプレイしていると考えられます。
それ以外にも以下のようなケースが考えられるため、P4&P6のようにワンギャップ(カンチャン)の組合せは、P6からプレイした方が良いと考えます。

 ・P4からプレイした場合、相手がそれより大きな部隊カードをブツケてくることが多い。(例:R5)
・手札から続けてP6を出して行くとP46の「P5待ち」の形になるが、この時、相手のP5を含めたPha(例:R5B5P5)がピッタリになってしまう。
・逆にP6から出してR7をブツケられた場合、P64に対して7Pha(例:R7B7P7)の完成させたとしても、P5を”晒す場所”を他に探す必要がある。

ドローは、G6でした。9列のG5とコネクトする理想形です。

 

後手:B10,G1,G2,P7,P10,O1,配置転換

◇4手目:P10(7)
2手目からの引き続きの着手です。下陣からP6が出されてしまっているためP10の代わりにP7でも両面待ちの形になりません。
本ゲームの最高役である”P8910”を目指す形ではありますが、待ちがP9の1枚しかないため完成する確率は約50%(当者調べ)です。
初手の戦術カードが、【隊長】【裏切り】【霧】辺りなら、悪形待ちを気にせずにプレイしても良いのでしょうが、【配置転換】だと心許ない感じです。
一応、P8P10の形から「P8を移動させてB10」などのPhaに移行することも可能ですが…
手札にB10もあることから、4手目の段階で10Phaの可能性を捨て「ワンギャップのWed」に決め打ちするのは少し早いようにも思えます。
ドローは、O6。手札・盤面とも関連の無い、新規のカードでした。

 

続きます。

 棋譜解説(5手目~8手目)

https://mechdarius.hatenablog.com/entry/2020/07/23/195749