メカダリウスのバトルライン日記

2人用カードゲーム『バトルライン』に関するブログです。

ツイッターで、バトルラインのことを呟いています。 https://twitter.com/BattleLine_Kniz

棋譜解説(25手目~28手目)

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◆25手目:裏切り(5)

先手:B2,B9,Y2,Y4,P2,P4,裏切り

 ここで下陣は【裏切り】を使用して、相手陣4列のO3を自陣の5列へと寝返らせました。これにより、4列は10PhaとO234Wedの対峙になるため、下陣が勝利します。

戦術カードを先行使用するため、ここからは”戦術ロック”となり、戦術カードを使用することが出来なくなることから、この局面での戦術カードの使用については判断が必要な場面です。

その際の重要なポイントとなるのは

『戦術カードを使用してまで、確保する価値のある列なのか?!』

と言うことです。

これについては、以下のことが挙げられます。

 1.5列の勝敗に関して、本来は相手の最強Phaである10Phaに敗けていた状況を逆転勝利する

 2.4列、6列が優勢な状況にあり、456列での突破勝ちが見込める

 3.直近で突破負けを食らいそうな戦況ではなく、防御手段が当面必要でない

これらの理由により、【裏切り】が発動されたと考えられます

 ドローは、P3。手札にP234が揃いました。相手のPhaにブツケていくのが、理想です。

  

◇26手目:R5(4)

後手:R2,R5,R10,G2,G3,P7,配置転換

O3は5列の勝敗を決するカードでしたが、今回のように相手が【裏切り】を持っていた場合、アドバンス・ルールでは『相手の欲しいカードをアシストする』こともあるため、時には『手札で飼い殺す』もしくは、『置き場所がなくなる、対局終盤でプレイする』ことが必要になることもあり、判断が難しいところです。

プレイは、4列にR5。R4の行方が分かっいないため、ナッツを目指すプレイになります。対抗は、G3で3Phaを目指すプレイになりますが、好みが判れるところです。

 ドローは、Y6。4列で対峙している下陣のナッツを下げるナイス・ドローです。これで、R4が先着できれば、4列は上陣が勝利することが可能です。

 

 ◆27手目:Y4(4)

先手:B2,B9,Y2,Y4,P2,P3,P4

上陣が戦術カードを1枚持っているため、”宣言保留”したままだと、後々【脱走】や【霧】で完成したO234Wedを崩される恐れがあるため、5列を勝利宣言します。ここで、1歩進んで考えた場合、上陣が仮に【霧】を持っていて5列を重要だと考えているとすると26手目に使用されているハズです。前ターンはスルーされていますので、新たな戦術カードが上陣にドローされるまで、宣言保留することが可能です。

プレイは、4列にY4。4列に既にプレイされているY5のコネクト(連続した)スーテッド(同色)です。Y7が見えていませんので、Y4は4列のナッツを下げるプレイにはなりますが、オープンエンド(両面待ち)であり手札の他カードに有力なものがありません。

 ドローは【盾】、戦術カードです。”戦術ロック”中なのに、使用できない戦術カードを手札にドローすることについて、疑問に思う方が居るかも知れません。

自分は、戦術ロック中でも

 『相手が手札に持っている戦術カードの枚数と同数』

までは、戦術カードをドローすることは”有り”だと考えています。

理由は簡単で

 『相手と同じ枚数の部隊カードを手札に持つ』

ことが出来るためです。その後の部隊運用も、相手と同条件で行うことができるとともに、相手が戦術カードを使用して”戦術ロック”が解除されたら、手持ちの戦術カードを使用することが出来るようになります。

逆に、やってはイケナイと思っているのが

 『戦術ロック中に、相手が手札に持っている戦術カードの枚数より、多くドローする』

ことです。これでは、部隊カードの枚数差が生じることになり、その後の部隊運用が不利な状態になります。

また、使えない戦術カードは手札を圧迫することになるのですが、下陣には手札にP234が揃っており、今後3ターンの部隊カードの選択に困りません。

手札に余裕のある状態のうちに、戦術カードをドローしておくのは有効な手段だと考えます。

  

◇28手目:Y6(1)

後手:R2,R10,Y6,G2,G3,P7,配置転換

Y6を1列にプレイしました。1列のO6は、O47が晒されているので、ナッツが6Phaになっています。相手の4列のナッツをさげながら、自らの1列のナッツをプレイです。

これで4列のナッツは上下陣ともに345Wedとなり、先に完成させた方が列に勝利するという熱い展開になりました。

 ドローはO5、すぐには使い道のなさそうな微妙なカードです。

 

 

 続きます。

 棋譜解説(29手目~32手目)

 https://mechdarius.hatenablog.com/entry/2020/08/09/095801

※以前のページ

棋譜解説(21手目~24手目)

https://mechdarius.hatenablog.com/entry/2020/07/26/234652